今日は読書感想文でも。
なる本を読みました。著者はケータイ小説がムーブメントとなる発信地となったサイト、魔法のiらんどにてプロデューサーを行っていたのがきっかけで、ケータイ小説というビジネスにも絡んでいった、素人の原作者とそれをビジネスにする各媒体とをつないでいったパイオニアみたいな方。
その著者が言うには、ケータイ小説は誰かが仕掛けてブームになったわけではなく、自分の思いを書きつづりたかった人が現れ、そのプラットホームが魔法のiらんどにより提供されており、その作品を支持する若年層は、ケータイを肌身離さず利用していたので、その発信された小説が評価されるようになった。
という分析で、小説家になろう、有名人になろうという書き手ではない、いわば素人が次々とベストセラー作家になったというのが新しかったという見方をしていた。ビジネスになるということで、最近の情勢はまた変化してきて、小説家になりたくてケータイ小説をその登竜門として利用する、作者や作家の青田買いを始める企業という構図も生まれてきているらしい。
そのような構図になると、この著者が思ったような熱量はそこから生まれず、「あぁ、ケータイ小説ってはやった時期があったね」というブームで終わるんだろうなーと私はこの本を読んで思いました。
ケータイ小説というものが、流行した背景にはやはりケータイの進化や、投稿サイトなどの整備があったのだと思いますが、そう考えると今後進化していくケータイ端末で、小説を書き、それを読むことを娯楽とする層が今ほど多くならないと私は思っています。
写真や動画やゲームなど様々な娯楽が、ケータイ端末ひとつでできる時代に、このケータイ小説がおもしろいよ! と若年層の間で話題になるより、おもしろ動画や下手をすれば、無名作家のケータイ漫画とかが流行するのでは? と。
ケータイ端末の発達により、ケータイ小説が流行したように、ケータイ端末のリッチ化により、娯楽のコンテンツというのは小説以外にも選択肢が広がっていくのではないかな? とこの本を読んで思ったのでした。
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